二本松提灯祭りは、毎年10月4日、5日、6日の3日間開催されます。
私Takataroは、2009年10月4日(日曜日)に、このお祭りを撮影していますが、5日、6日は撮影できていませんでした。
今年の10月5日(月曜日)、6日(火曜日)と撮影してきました。
6年がかりでようやく3日間全部を見ることができました。
この祭りを要約すると。
4日=「宵(よい)祭り」と呼ばれる。7台の「太鼓台」と呼ばれる山車(だし)が、二本松忍者前に勢ぞろいする唯一の日です。。二本松神社で、松明に「かがり火」を受け取り、その火で太鼓台の提灯に火をつけます。
当日の太鼓台巡行ルートです。(出典:二本松の提灯祭りパンフレット)
5日=「本祭り」と呼ばれます。二本松神社のお神輿(みこし)2基が町内を渡御(とぎょ)します。
提灯祭りと呼ばれますが、この神輿渡御が、祭りのメインイベントであり、太鼓台は祭りの盛り上げ役なのです。
これは、京都の祇園祭も同じです。「山鉾巡行」が祇園祭と思っている人が多いのですが、メインは神輿渡御(神様がお神輿に乗って氏子町内に出向いて見回る目的)
7台の太鼓台は、朝から午後3時ころまで引き回されますが、夜は各町内の中だけで提灯を付けて引き回されるだけです。
6日=最終日は、夕刻から始まります。
JR二本松駅周辺の4町(若宮/松岡/本町/亀谷)と、霞ヶ城周辺の3町(郭内/竹田/根崎)が別々に太鼓台を引き回します。
この3日間の模様を、数回にわたってご紹介します。
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提灯祭りが開催される二本松市は、霞ヶ城という城跡があり、春の桜名所になっています。
福島県といえば、江戸末期の会津白虎隊で知られる少年隊が有名ですが、二本松にも少年隊があり、その記念碑が霞ヶ城門前にあります。
この霞ヶ城では、提灯祭りの時期に有名な「菊人形祭り」も開催されています。
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さて、本題の「二本松提灯祭り」ですが、秋田県の「秋田竿燈(かんとう)祭り」、愛知県の「尾張津島天王祭」とともに日本三大提灯祭りと呼ばれています。
JR二本松駅から徒歩数分の場所にある「二本松神社」のお祭りです。
立派な社殿には、2基の神輿(みこし)が鎮座していました。
神輿とは、神様の移動ハウスであるため、家の形をしているんです。
翌日の5日には、この神輿に神様が入られて、氏子町内をぐるっと廻って、ご自分の領地の民が平安に暮らしているか視察されます。(これが神社の祭のメインイベントなのです)
(つづく)
二本松観光協会の公式ページ
http://www.nihonmatsu-kanko.jp/matsuri.html
二本松神社の場所