京都の鴨川(かもがわ)上流の賀茂川(かもがわ)の東河畔に「半木の道」とよばれる場所があります。
「半木」は「なからぎ」と読みます。
「半木(なからぎ)」ってなんだと誰もが思いますが。答えは府立植物園の敷地の中にあります。
植物園の中に、「半木神社」があるのです。
もともとは「流木神社」という名称でしたが、洪水で流されるイメージを嫌って、「半木神社」に名称を変えたとのことですが、それでなぜ半木なのかは?です。
さて、この「半木(なからぎ)の道」は、賀茂川と京都府立植物園の間にあります。
鴨川堤防の桜は、ソメイヨシノが大半ですが、この「半木の道」の約800m部分だけは、「八重ベニシダレ桜」です。
ソメイヨシノが散り終わった後に、満開になります。
賀茂川対岸から眺めたほうが、その美しさがわかります。
JRの「そうだ京都行こう」の2007年の春キャンペーンで、上賀茂神社を紹介するポスターが、なぜか「半木の道」のベニシダレ桜だったんですね。
半木神社が、上賀茂神社の末社だからというのはちょっと強引な気がしましたが、それよりもこのポスターを見て「そりゃないだろう」と思ったことは、賀茂川の真ん中あたりで、川の水に浸かって撮った景色だったことです。
いくらイメージ写真とはいえ、観光客に賀茂川の水に浸かってベニシダレを見なさいというのは酷な話です。
半木の道の場所
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