福来(ふくれ)ミカンをご存知ですか。
ミカン生産の北限は茨城県といわれています。
(そのわりには、テレビで福島県のミカン農家などが紹介されたりしていますが)
この北限の地、茨城県の固有のミカンが福来みかんです。
特に筑波山の山麓の家の庭に、このふくれミカンが植えられているのを、秋になると見かけます。
日本原産の柑橘類は「橘(たちばな)」だけだそうですが、レモンみたいに酸っぱくて甘くないです。
福来ミカンは、この橘の系統らしいのですが、甘みがあり果物として食べることができます。
大きさは、ご覧の通り小さいです。
色は、レモンに近い黄色です。
実と皮の間にスキマが多く、ふくれミカンという名は、皮がふくれているからではないかと思ったくらいです。
味は、温州ミカンよりすっぱいですが、すっぱいものが好きな方には好まれそうな、スッキリした味でした。
最近、テレビで取材され人気という、筑波山ケーブル麓の土産物店「神橋亭」のみよこの七味です。
材料には、ふくれミカンの皮とありました。
2016年11月22日追記
ここ一ヶ月ほど、この福来ミカンの記事へのアクセスが毎日数十件あります。
原因(理由)が思い当たりません。
テレビで紹介されたのかもしれませんが、毎日継続してアクセスがあるのでテレビにしては長すぎる。
1週間ほど前に、自宅に福来ミカンの樹がある方から、実付きの枝ごといただきました。
ちぎって食べようかと思いましたが、なかなか枝ぶりが良いので、花瓶に挿して鑑賞しています。
実が小さいので花瓶とのバランスが良いのです。
温州みかんでは、実が大きすぎてこうはいかない。
我が家には温州みかんとキンカンはありますが、福来ミカンはありません。
無い物ねだりというか、隣の芝生はきれいに見えるというか、、、
花瓶に挿した福来ミカンは、1週間経っても、このとおりみずみずしい。