打ち上げ花火の原型が、この手筒花火らしい
手筒花火は、静岡県湖西市エリアの遠州手筒花火と、愛知県豊橋市エリアの三河手筒花火が有名です。
これらのエリアのいくつかの神社で、江戸時代の古くから手筒花火(てづつはなび)が行われていたようです。
現在も、神社の祭として行われてますが、豊橋では、観光イベントとして毎年9月に、「炎の祭典」として手筒花火大会が開催されます。
会場で、「これを花火と呼ぶのか?」と聞いたところ、「これが花火の発祥です」と答えられました。
荒縄で綺麗に巻いて補強した1メートルくらいの長さの孟宗竹(もうそうちく)の竹筒に火薬を詰めたものが手筒花火です。筒を腕に抱えて炎を噴出させます。
炎は、大きい場合20mほどの高さに吹き上がります。
1本の持続時間は、ものの1分間程度ですが、その間、筒を持つ人は頭から火の粉を浴び続けます。
炎が弱まると、最後にドカンと筒の下が爆発し白煙が立ちこめます。
筒の下が爆発するのは、三河のもので、遠州の手筒花火は爆発しません。
誰がこんな危険な祭りを始めたのかと考えてしまいます。
「豊橋市」の公式ホームページ
http://www.city.toyohashi.lg.jp/12022.htm/a>