遠州手筒花火には、「試み」(7月最終金曜日)と、「前夜祭」(7月最終土曜日)があります。
前にも書きましたが、前夜祭の翌日に、手筒花火の本番があるのかというと、ありません。
新居町諏訪神社の例祭の前夜祭の行事として、手筒花火があるということですね。
そして、いよいよ土曜日の前夜祭ですが、「試み」が行われるのは新居小学校グラウンド。
「前夜祭」は、新居中学校グラウンドです。
新居中学校は小高い丘の上にありますが、この丘に登る入り口に、新居町諏訪神社があります。
諏訪神社参道入り口の鳥居です。この鳥居の右側に、新居中学校に向かう道があります。
鳥居に2本の柱には。手筒花火の大筒が飾られていました。
諏訪神社の本殿です。
開会式が終わると、最初に披露されるのが、「猿田彦煙火(さるたひこえんか)」です。
猿田彦(さるたひこ)とは、神話に登場する神様で、神々の道案内をする神様です。大きなお祭りでは、御神輿(おみこし)の先頭を歩く、天狗の面で、一本足の高下駄で歩いています。
「前夜祭」の先導として、猿田彦が登場するというわけです。
この猿田彦の神が、煙火会場を横切り終えると、後方から、猿田彦の神の後を追うように、手筒花火に次々と点火(消費)されます。
この猿田彦煙火は、上西町という町内が毎年担当しているそうです。
猿田彦煙火は。前日の「試み」ではプログラムにはなく、前夜祭本番のみとのこと。
火の中を、顔も腕も出して歩いて、火傷(やけど)しないはずがないのですが、皆さん、笑って手を振って、楽しくてしょうがないというように見えます。
アンビリバボー!な風景です。
新居中学校の場所
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