お隣の、豊橋(三河)の手筒花火では、火炎を噴出する筒を抱える「消費者」は、同じ場所に仁王立ちで花火を出します。そして、花火の噴出が弱まる頃、筒の底がドカンとはじけ、白煙に包まれます。(すでに掲載済み)
これが、古来からの神事として行われて来た手筒花火の伝統的スタイルだそうです。
一方、遠州新居の手筒花火は、「消費者」が火炎が噴出する手筒を抱えたまま歩き周り、楽しくてしょうがないという笑顔で手を振るのです。
こちらは、新居関(関所)があり、宿場町でもあった新居の町で、エネルギー発散の火祭りとしてエンターテインメント性を強めて発展したと言われます。
また、筒の底がはじけない、というのが遠州新居の手筒花火と聞いていました。
地元の方に確かめたところ、「消費者が出す手筒花火は、消費者自身が自分で作る。人が作ったものは、怖くて使えない。底がはじける花火は、火薬の詰め方を間違えて空気が爆発するものであり、作った「消費者」は、笑い者になる」
という話しでした。
ところが何の、始まってみればとんでもない!
筒の底が抜けるなどというレベルをはるかに超えた、爆発が頻発するのです。
どんな大きな爆発があっても、プログラムは止まること無く、何事もなかったかのように進行します。
では、「試み」の画像を掲載します。
新居小学校の場所
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