静岡県湖西市 遠州新居の手筒花火(その1「試み」_情報が少ない)

昨年、豊橋の手筒花火祭りの『炎の祭典』を観覧し、手筒花火に目覚めてしまいました。
今年は、別の場所の手筒花火をと探したところ、浜名湖の西側の湖西市に『遠州新居(えんしゅうあらい)の手筒花火』という火祭りがあるとわかり、調べました。
正式名称は、「諏訪神社奉納煙火祭典(すわじんじゃほうのうえんかさいてん)」といいますが、一般的に「遠州新居の手筒煙火(花火)」と呼ばれています。
ところが、公式の祭りのサイトが見つからず、祭り関係者が個人的に立ち上げたサイトしか、まともな情報がありません。

「遠州新居の手筒花火」の紹介サイト
http://www4.tokai.or.jp/horagai/

どうやら、7月最終金曜日の夜に「試み」という、事前練習があるらしい。
そして、土曜日の夜に、前夜祭という本番があるらしい。
前夜祭というのが本番で、前夜祭の翌日の日曜日の本祭では、手筒花火はないらしい。
「試み」は、新居小学校という場所で行われ、前夜祭は、新居中学校で行われるらしい。

ともかく、初めて行く場所は、分からないことが多く、ロケハン(ロケーションハンティング=下調べ)のつもりで行くことが多いのです。

さて、7月最終金曜日の午後、湖西市の新居小学校の近くに行きましたが、祭りのポスターもなければ、人もいない。
場所か日時を間違えたかもと、心配になりました。

小学校の周りを廻ってみると、校庭に杭が打たれ、荒縄で囲いがしてあり、離れたところにカメラの三脚がずらりと並んでいました。

おぉ、間違いない。
正門に戻ると、テンガロンハットのような麦わら帽に、カラフルな浴衣を着たお兄さんがいたので、「駐車場はありますか?」と聞いたところ、「ここにはないよ」と来客歓迎WELLCOMEという雰囲気ではありませんでした。

そこで、わかったのです。
遠州新居の手筒花火祭は、外に向けて宣伝してないのです。
観光客を集めることを目的にしていない、地元の人たちが楽しむ、本当の祭りなんです。

よっしゃぁ、Takataro、こういう祭りにハズレはない、と確信しました。

プロローグが長過ぎてすみません。
では、写真を始めます。

新居小学校のグラウンドに設置された、手筒花火会場

新居小学校のグラウンドに設置された、手筒花火会場


「試み」が行われる、新居小学校のグラウンドには、30m四方ほどのエリアが荒縄で仕切られて、分厚いベニヤ板で、スタート地点が囲われています。

「消費者」は、スタート地点で点火し、炎を吹き出す手筒花火の筒を抱えて、この荒縄エリアを歩き回るのです。
この祭りで、「消費者」とは、手筒花火を作って、自分で出す(点火する)人のことを指します。


手筒花火消費者が集まり開会

手筒花火消費者が集まり開会


夕刻19時、消費者の町内が、それぞれお囃子(はやし)と太鼓で、会場に乗り込んできます。
町内ごとに、お囃子のメロディも異なり、衣装も異なります。


遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火


「試み」は、最初に大筒から始まりました。
大筒(おおづつ)は、50kg以上あるそうです。火炎が噴出する時は、その圧力でさらに重量が増すそうです。
遠目には、ドラム缶を運んでいるようにも見えます。


遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

遠州新居の手筒花火

まだまだ、続きます。
遠州手筒花火の壁紙、掲載しましたので、よけれはご利用ください。

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