栄太楼聰本舗の”きんつば”は丸い

Takataroは、つぶ餡(あん)の和菓子が好きです。こし餡でも食べますが、選べるなら、つぶ餡派です。

今日、日本橋の栄太楼聰本舗の本店前を通ったので、覗いてみました。やはり、つぶ餡の菓子に目がいってしまいます。
最初に目に留まったのは、大福餅。
何種類かあったので、ちょっと変わった大福を買いかけたのですが、次に「金鍔」という丸い形の菓子に目が留りました。
「金鍔」という漢字が読めなかったのですが、その丸い菓子の横に、日本刀の”つば”が飾ってあったので、キン+ツバ
かなと見当がつきました。

しばらく後に、上野駅や浅草でよく目にする、四角い”きんつば”と、ここの丸い”金鍔”が、同じ”きんつば”と気がつきました。

店の方に、面白い形の”きんつば”ですねと聞いたところ、なんと、この丸い形が”きんつば”の原型であって、四角いのは”六辺焼き(ろっぺんやき)”と呼ぶのが正しいとのこと。
江戸時代に、京都で日本刀の”つば”をまねて作られたものが”銀鍔(ぎんつば)”と呼ばれており、それが江戸に伝わり、栄太楼聰本舗が強く焼いて金色にしたものが”金鍔”と呼ばれるようになったとのこと。
菓子にも歴史があります。
確かに、本物の日本刀のツバの穴があいている部分に、金鍔では黒ゴマがつけられて、ツバに似ています。

話のネタができました。

これが、その金鍔です。

栄太郎の金つば

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