写真家 秋山庄太郎氏により全国的に知られる場所となった「花見山公園」
福島市の市街地のはずれに、その「花見山公園」があります。
桜の季節(4月20日頃)、週末の休日には押し寄せる車で大渋滞になります。
現在は、花見山から1㎞ほど離れた場所にある河川敷の臨時駐車場に車を停めて。シャトルバスか徒歩で「花見山公園」に向かいます。
これほど人気スポットになったのは、女性と花の写真で有名な写真家、故・秋山庄太郎氏が、「福島にまるで桃源郷のような場所がある」と紹介したことにあります。
花見山公園とは、当地の園主(地主)である阿部一郎氏が「花で人の心を癒したい」という思いで作り上げた桜などの多種類の花々の公園なのです。
花見山公園の風景
花見山公園は、標高50メートルほどの一つの小さな山です。
「花見山の桜」という時、この花見山だけでなく、周辺一帯を総称するのですが、まずは「花見山公園」です。
花見山を麓から見上げると、形の良い三角形をしており、麓から頂上まで、桜など多数の花で彩られ、まるで花笠のようです。
頂上からは、眼下の畑に菜の花でハートが描かれているのが見えました。
ハートの背景の山も美しい桜などで彩られて見事なのです。
花見山周辺も桃源郷
観光バスで来場している方々は、「40分しかない」とか、「1時間後に集合よ」とか話しながら花見山に登っていました。
ああ、勿体無い。
花見山の桜は、登って良しですが、周囲を散策してもっと良しなのです。
桃源郷と言われるゆえんは、この花見山一帯に住んでいる様々な地主の皆さんが自分の山や畑や自宅の庭を花づくめにしていることです。
許されるなら、時間を気にせずノンビリと散策をお勧めします。
「桃源郷」なのですから!