私Takataroは、子供の頃から美術だけは得意でした。
高校生のとき、図書館でロダンの彫刻の写真集を見て、こんな粘土の塊(かたまり)のような彫刻(彫塑:ちょうそ)なら自分でも創れるなんて思いました。
その後、ロダンについて知識が加わってから、改めて写真集を見ると、自分がとんでもない思い上がりだとわかりました。
一度は、ロダンの彫刻の実物を見てみたい。だけど、日本で見ることはできないだろうと思っていました。
その数年後、東京に旅行に来た時、上野に行ってみると、そこに国立西洋美術館があり、その敷地には、ロダンの有名な作品が並んでいたのでした。
あれから数十年。
今も変わらず、ロダンの作品が上野にあります。
ロダンについて、Takataroのうんちくを書きたいのですが、やめておきます。
フランスに没収されていた松方コレクションが、日本に返還される条件として1959年に建設/竣工されたのが西洋美術館です。
現在、世界遺産の登録候補になっているとのこと。
ロダンの 地獄の門 です。
ロダンが世に認められるきっかけとなった大作です。上野公園に行くなら、絶対見て欲しいと思います。
地獄の門 の左側にはアダム、右側にはエバの立像があります。
これは、アダムの像です。
アダムの手の部分です。
ギリシャ彫刻のような像が良い美術品であった時代には、このロダンの彫刻は革命的であったのでしょう。
アダムの足の部分です。
粘土の塊のようですが、大地を踏みしめる力強さを感じさせます。
エバです。
地獄の門 の上(現世)から、地獄を見下ろしている主人公の部分を、単独の作品にしたものが 考える人 です。上の地獄の門の画像と見比べてください。
右肘(ひじ)を左膝(ひざ)に乗せるのは、現実にはかなり苦しいポーズなのですが、これ以外のポーズはないと思えるバランスです。
この考える人の壁紙を掲載しています。
上記タグ壁紙DLの中にあります。
ロダン以外に、ブールデル(作者名)の 弓を引くヘラクレス という彫像もあります。
この像も、Takataroが高校生時代に写真集で見て、本物をみたいと思った作品の一つです。
別のコンパクトカメラで撮影した画像です。
ロダンの「カレーの市民」と「考える人」が一つの画面に収まりました。
同じく、ブールデルの「弓を引くヘラクレス」と、ロダンの「地獄の門」が一つの画面に収まります。
感激ものです。
こういう場所に来ると、東京というところは、やっぱスゴイなぁと、地方出身のTakataroは思うのです。
国立西洋美術館の公式ページ
http://www.nmwa.go.jp/jp/index.html
国立西洋美術館の場所
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