岡山県岡山市 西大寺会陽(えよう)は、代表的な裸祭

西大寺の裸祭のことを、会陽(えよう)という

岡山市に東部に西大寺という寺があります。
普段は、人通りも多くない地方の町ですが、毎年2月第三土曜日は、町中が熱気に包まれます。
日本三大はだか祭や、日本三大奇祭に数えられる、会陽が開催されるのです。
2009年まで(下記写真撮影日)は、メインイベントである宝木(しんぎ)投下は、深夜12時でしたが、時代の要請により、現在は夜10時に繰り上げになっています。
昔からの会陽フアンには、納得できないという人もいるようです。

会陽会場となる、西大寺観音院の境内です。
右側の本堂が祭りの舞台になります。
西大寺会陽01

本堂正面の壁上部に、御福窓(ごふくまど)と呼ばれる、小さな窓があります。
その時、この窓から、暗闇の舞台に宝木(しんぎ)が投下されます。
西大寺会陽02

2009年は、深夜12時に宝木(しんぎ)が投下されましたが、夕刻から”ハダカ”と呼ばれる締め込み姿の男たちが境内に集まり始め、夜10時ころまで境内をグループで、ぐるぐる走り回り、禊(みそぎ)で池に浸かったりします。寒い2月にです。
そして、深夜12時が近づくと、ハダカ達は、本堂の舞台に集まります。
狭い舞台に上がれないハダカ達がどんどん中に入ろうとするので、押し競饅頭状態です。 

争奪戦は、グループ力が勝負を決めます。
宝木(しんぎ)を取ったハダカを、グループが守って奪われないようにするのです。
勝負は、あっけなく決着します。
あまりのハダカの人数の多さに、どこで何が起きているのか、参加者たちにもわからないうちに、宝木は、ゴールに運ばれているのです。
西大寺会陽03
上記文章に、参加者のことを”ハダカ”と書いていますが、現地で参加者のことを”ハダカ”と呼ぶのです。
警備係が、「3番前で、ハダカが倒れた。救護班だたちに救出!」などと大音量で叫ぶのです。最初聞いたときは、笑いました。
なお、3番前とは、上記写真2枚目の本堂の壁にかけられている番号札のことです。
西大寺会陽03

西大寺会陽04

西大寺会陽05

西大寺会陽06

「西大寺観音院」の公式ホームページ
http://www.saidaiji.jp/website/eyou/a>

A naked festival of Japan is Shinto ritual.
Eyo-festival is primitive faith of Japan.
Eyo-festival is called a strange festival of Japan.


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