京都市下京区 祇園祭_7月10日夕刻 神輿洗い(その1)

お迎え提灯行列は、午後7時過ぎに八坂神社に戻り休憩します。
その時刻に、八坂神社の境内には、巨大な松明が運び込まれ、火が着けられます。

この時、境内中央にある舞殿の舞台上には、西御座神輿(八角形:一番重い)と東御座神輿(四角形)が、飾り付けを終えて鎮座しています。
中央にあるべき中御座神輿は、南楼門に置かれ、神輿洗いへの出発を待っています。

神輿洗い02

神輿洗い03

この松明は、中御座(なかござ)神輿が、四条大橋まで担がれて行く道(四条通)を先導し、火で道を清めます。
神輿洗い05

神輿洗い06

神輿洗い07

松明が先導する後ろに、中御座神輿が出発し、四条大橋に向かいます。
神輿洗い01

神輿洗い09

京都の祭は、静か。祭から聞こえる音は、ギュッシャ、ギュッシャだけと例えられます。ギュッシャとは、牛車(ぎゅうしゃ)が曵かれるときの音をもじっているのです。
確かに、葵祭(あおいまつり)や時代祭(じだいまつり)には当てはまりますが、祇園祭は、町のあちこちからお囃子(はやし)も聞こえてきて、決して静かではありません。しかし、喧噪(けんそう)という言葉が当てはまるのは、この神輿担ぎだけかもしれません。

「京都祇園祭」の公式ホームページ
http://www.gionmatsuri.jp//a>


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