秩父夜祭は、江戸時代に始まり、300年の歴史があります。
曳き回される山車(だし)の豪華さを見ると、この秩父地方が繁栄したことが感じ取れます。
江戸時代、養蚕(ようさん)が盛んで絹織物の生産が盛んであったようです。
ただ、明治時代になり生活に困窮した市民が蜂起した「秩父事件」という大きな騒乱が起き、多数の市民が罰を受けました。
その後には、石灰岩採掘によるセメント産業の興隆など、栄枯盛衰を経験したなかで、「秩父夜祭」は続いてきたのです。
山車(だし)は6台あり、2台の「笠鉾(かさほこ)」と4台の「屋台(やたい)」です。
2台の笠鉾は、本来は京都祇園祭の長刀鉾(なぎなたほこ)のように鉾(ほこ)があるのですが、現在は電線などの事情で、鉾は立てていません。
したがって、見た目は6台とも「屋台」です。
秩父まつり会館の公式ページ
http://www.chichibu-matsuri.jp/yomatsuri/
秩父まつり会館の場所
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