現地で本物の相馬野馬追を見て欲しい
相馬野馬追(そうまのまおい)を、ご存知ですか?
東京の神田祭の行列で、日本橋三越のところで甲冑騎馬武者が参加しているのを見たことがある人もいますよね。皆さん、カッコイイ~と拍手喝采です。
競馬好きの方は、東京の大井競馬場で、相馬野馬追甲冑競馬(かっちゅうけいば)のデモンストレーションを見たことがあるかもれません。
毎年7月最終土・日・月に、相馬市と南相馬市エリアで行われる、相馬野馬追祭りを、一度と言わず2度、3度、現地で本物を見ていただきたいです。
初日の、宵祭り(よいまつり)
2日目の、本祭り
最終日の、野馬懸(のまがけ)
と、3日間に渡って実施されます。遠地からの観光客は、2日目の本祭りだけを見て、相馬野馬追を見たと思っているかもしれませんが、初日も最終日も一見の価値があります。
今回から3連続で、相馬野馬追の風景をご紹介します。
「相馬野馬追祭り」公式サイト
http://www6.ocn.ne.jp/~nomaoi/
初日は、相馬中村神社の出陣式
相馬野馬追祭りは、相馬市と、南相馬市の、大きく3ヶ所に別れて行われます。
初日は、相馬市の相馬中村神社という場所で、出陣式が行われます。
神社の境内に陣地が設けられ、戦国時代さながらの出陣式が、とり行われます。
出陣式の後、神社から参道の鳥居をくぐり、500頭近い馬と鎧武者、お付の人々が出陣してゆきます。
かつては、700頭を超える時代もあったそうですが、500頭の馬が参加する祭りが、世界に類がないものです。
騎馬武者は、馬を自分で操縦する、当たり前のようで凄いこと
一般の日本の祭りでは、馬が出る場合、馬主や調教師が、馬を引くのが当たり前です。
しかしながら、相馬野馬追は、馬が引かれているのは、ごくわずか。
大半は、乗り手が自分で馬を操っているのです。
他の祭りでは見られない光景です。