翠ケ丘公園の中の五老山が、巨大松明に火がつけられる場所です。
五老山という名前から「山」をイメージしますが、小高い「丘」です。
五老山には、祭りの由緒を形どる仕掛け花火というか、仕掛け松明がありました。
相馬野馬追いの騎馬武者のような戦国騎馬武将。須賀川城を攻めた伊達政宗の軍勢なのでしょうか、それとも迎え撃った須賀川側の武将なのでしょうか。
そして、須賀川城。
11月の日の入りは早いです。
須賀川市内を練り歩いていた松明が、続々と到着します。
すでに建てられている松明に、長い梯子(はしご)が立てかけられて、松明のてっぺんで点火の準備らしきことが始まります。
シルエットになっていますが、松明のてっぺんに何人もの人の影が見えます。
後から来た松明を建ちあげるところです。
3トンもの重量を、梯子と丸太を使って立ち上げます。
松明があまりにも巨大で、見ていて、ハラハラします。
開会宣言ののち、松明に点火されます。
小さな松明(これが普通の松明ですが)を持った若者が、10mの梯子を登って、巨大松明のてっぺんに点火します。
松明が巨大過ぎて、てっぺんに袴(はかま)を来た人がいるのですが小さく写っています。
その後、次々と点火され、五老山は火の海のように燃え上がります。
途中で、仕掛け松明にも点火されます。
須賀川城が落城した時は、このような光景だったのかもと思わせるものがあります。
日本中にいろいろな祭りがありますが、この「松明あかし」も他に類のない火祭です。