子供達のかわいい練り歩きが一段落すると、午後8時頃から、いよいよ大松明の登場です。
担ぎ手の衣装は、見てのとおり独特のものです。肩の上というより後頭部に重たい松明を載せるための肩当てが特徴的です。
「サイレイヤ サイリョウ(祭礼や、祭礼)」というかけ声が響き渡ります。
あとは、午後9時まで、鞍馬街道が火事場そのものの光景になります。
午後9時が近づくと、大松明がしだいに鞍馬寺石段に集まり始めます。
巨大な松明が、道に投げ出され、観衆の足下に火の粉が舞ったり、大混雑で身動きできないため危険を感じるほどです。
このように時が経過しながら、第2幕に移行してゆきます。
鞍馬の火祭の内容を知らずに観に来た人は、これで終わりかと勘違いして、帰り始める人もあります。 もったいない