私Takataroに家の庭に、ポポーという果実のなる樹が4本あります。
ほっておくと5mから10mもの大きな樹になるため、大きくならないように枝を切りながら管理しています。
ポポーとは米国では日常的な果実なのですが、傷みやすいせいか日本では八百屋やスーパーで見かけることがありません。
むちゃくちゃ個性的な味なので、好き嫌いがはっきり分かれる果物です。
苗木のネット販売の広告には「森のカスタードプリン」なんてキャッチコピーが書かれていますが、実際の味とはかなり違和感を感じます。
狭い庭に、なぜ4本も植えたのかというと、同類の趣味の人にはわかってもらえると思うのですが、毎年新しい品種が出てくるのです。
最初にポポーを買ったのは、かなり昔。
品種のわからない苗木でしたが、ポポーという面白い名前に釣られて買ってしまったものでした。
その後、ポポーは別の品種と交配しないと実がつきにくいとわかり、別の品種を探しましたが、そもそも最初の苗木に品種が書いていなかったので、次に買ったものが、ひょっとして同じ品種だったらどうしようと迷いながら「ナンチャラ」という名前の苗木を買ったのです。
「ナンチャラ」とは、名前ではなく、品種名を忘れたのです。
苗木についていた品種の札が、大風で飛ばされてしまったのでした。
その後、ポポーがブームになったようで、いろいろな品種が販売されるようになりました。
ふむふむ、樹高が3mくらいにしかならない「スイートアリス」だとぉ。
大きくならないなら、もう一本植えることができるかも。
と、3本目を購入。
ふむふむ、果実が手のひらくらいの大きさ(500グラムくらい)になる米国で人気の「シェナンドー」だとぉ。
大きくて、米国で人気かぁ。
もう一本くらい、植える場所はなんとかなるだろうと、4本目を購入。
結局、4本目を植えるスペースがなく、2本目の品種を掘り上げて、植え直し。3本あったところに4本植えました。
結果、掘り上げて植え直した2本目の品種は、その後成長が止まり3年たっても大きくならない。かわいそうなことをしました。
ということで、
今年もポポーが小さな実をつけました。
4本の木の花粉をそれぞれ交配しすぎて、こんな子沢山の状態になっています。
これが、全て大きくなってくれればいいのですが、自然摘果(てきか)といって、ある日ぽろっと実が落ちてしまうのです。
どれが落ちるか神のみぞ知るってやつです。