九十九里浜で、海を撮影していたとき、一人の女性サーフボーダーが、カメラのファインダーの中に入ってきました。大きなサーフボードをかかえて海から上がってきたところでした。邪魔だから、早くファインダーの外に出て行ってよと心の中でつぶやきましたが、そのサーフボーダーは、立ち止まって、振り返って、今までいた海をしばらくの間見たのです。
しょうがないなあ、と思いながら、そのサーフボーダーをファインダーに入れたままシャッターを切りました。
家に帰って、画像をチェックしたところ、なんとそのサーフボーダーのいる画像だけが構図が決まっていて、海だけの画像はまったく魅力のないものでした。
この作品を壁紙にして差し上げた方から、この風景に心が癒されると言っていただきました。
この画像は、壁紙DLに掲載しました。