前回、茨城県潮来市の水郷潮来(いたこ)あやめ園の嫁入り舟をご紹介しました。
今回は、その潮来あやめ園から近い、千葉県香取(かとり)市の水郷佐原(さわら)水生植物園の嫁入り舟をご紹介します。
この香取市は、潮来市と隣り合わせでどちらも海抜0m地帯といっていいほど水位が高い場所です。
潮来は、唄で有名な潮来の花嫁さんで知名度が高いですが、この香取市も水郷という点で同じ文化です。
水郷佐原水生植物園は、昔の水郷の風景を復元した公園という点で、私は高く評価します。
公園の中に大きく水路を造り、その水路を観光客を乗せた高瀬舟が行き来します。
これは、潮来の「あやめ園」にはない昔ながらの風景です。
ここでも、あやめ祭りの期間中に、数回の嫁入り舟のイベントがあります。
潮来は、あやめ祭り期間中に30組の嫁入り舟のイベントがありますが、ここ佐原水生植物園は数回だけです。
そして、ここ佐原は公園内で観光客が見守る中で実際に結婚式をあげてしまいます。
船着場から高瀬舟で出発です。
潮来と異なるのは、舟に新郎も乗っていることです。
家族親族は、その後ろの舟に乗っています。
舟は水路を一周してから、公園中央にある島(名前は結の島)に到着します。
ここで結婚式が行われるのです。
結婚式が無事終わると、再び高瀬舟に乗って、水路を一周して船着場に戻るのです。
潮来と佐原、どちらの嫁入り舟も良かったです。
(注)香取市は、旧佐原市と旧香取郡が2006年に合併して香取市になりました。
佐原市は、水郷の交通の要衝として繁栄した町で、私Takataroは何度も佐原の祇園祭の撮影に訪れています。
佐原水生植物園のページ
https://www.city.katori.lg.jp/sightseeing/suiseishokubutsuen/
水郷佐原水生植物園の場所