半年ほど以前に、ヨドバシカメラでカメラを見ていたところ、ニコンのコンパクトデジカメ(ネオ一眼とも呼んだ時期もあります)で、光学60倍というP610と出逢いました。
価格は、ポイント5%を引くと4万円程度だったかと思います。
つい以前まで40倍だったと思ったら、60倍かと思いつつ、サンプル写真を見たら、お月さまがクレーターまでくっきりと写っている。
ヨドバシの店員さんに、これは画像処理してるんじゃないのと詰め寄ったほど。
というのも、これまで一眼レフカメラに超望遠を取り付けて何度も満月を撮影してますが、クレーターはぼんやりとしか写りません。
群馬天文台の研修を受けて、天文台の望遠鏡で月を写したいと考えたほどです。
今日は、中秋の名月、明日はスーパームーンです。
P610を購入して以来、ほとんど出番がなかったのですが、今夜P610で中秋の名月を撮影しました。
比較のために、フルサイズ一眼レフのD800に600mmの望遠とさらに2倍に拡大できるテレコンを取り付けて撮影してみました。
P610は、光学で1440mmに相当。さらにデジタルズームで5760mm。昔の感覚では、4万円のカメラではありえないことです。(ニコンの人も、このカメラが4万円で作れると思わないでほしいと言っていました。ドユコト?)
一方、一眼レフカメラD800には、600mm望遠✖️2倍テレコン=1200mm
価格的には、P610の10倍くらいします。
結果は、かなりショックなものでした。
P610のほうが、明らかにクリア。
パソコン画面で見るかぎり、また、A4サイズまたは四つ切りサイズより小さいサイズで印刷するかぎり、P610のほうがインパクトが強いと思いました。
いやいや、すごい。
と思っていたら、今は光学83倍という機種が出ているようです。
正直、何に使うのと思ってしまいます。