九州物産展で購入したのは、前回ご紹介した「あくまき」と、今回ご紹介する「兵六餅(ひょうろくもち)」です。
家族で鹿児島から転出したあとも、祖父母や親戚から送られてきた荷物の片隅には、「あくまき」や「兵六餅」、「ボンタン飴」が入っていました。
「ボンタン飴」は、全国的に知られているので、今回はおそらく知る人がまだ少ない「兵六餅」にしました。
今回購入したのは、指を伸ばした手のひらくらいの箱。


この箱の中に、小分けの箱が4箱入っています。

一箱の大きさは、グリコキャラメルの上についているオマケの箱を取ったくらいの大きさ。
この箱の中に、「兵六餅」が入っています。

見た目は、緑色のキャラメル。
キャラメルは紙で個装されていますが、兵六餅は、オブラートで包まれています。(ボンタン飴も同じです)
そのまま食べるのです。
「ボンタン飴」と同じく。グミのような弾力のある食感です。
緑色は、抹茶や海藻の色ですが、味はそのどちらとも言えない微妙な味。
甘いかと言われると、甘さ控えめというより、ほのかな甘さ。
今時の子供に食べさせて、感想を聞いてみたい。
私のように、子供の頃から食べ慣れていると、美味しいと感じるのですが。
もち米を主原料に、水あめなど自然食品で作られているので、高齢者にはもってこいの菓子だと思います。

でも。東京の物産展で販売されているということは、意外にフアンが多いのかもと思ったりしています。
JR秋葉原の構内で、九州特産品の販売イベントが行われていました。
鹿児島県生まれの私は、ついつい覗いてしまいました。
鹿児島県には、独特の食品がいろいろあるのですが、「あくまき」と「兵六餅(ひょうろくもち)」の2品を買いました。
「兵六餅」は、次回紹介に回して、今回は「あくまき」を紹介します。

なぜ。「あくまき」を紹介したいのかというと、多分、鹿児島県人以外の日本人は、「あくまき」を買わないか、もしくは興味本位で買っても、家に帰って中を見て、その不気味さゆえに食べないでゴミ箱に捨てられているのではないかと思うからです。
特産品販売コーナーで売られていたものは、真空パックされたもので、手に持ったときの、ぶよぶよ感以外は、匂いもなく、初めて手にした人は「羊羹(ようかん)」のような甘いものと思うかもしれません。



私が子供の頃から食べていたのは、親戚が作ったもの。
姿は、今回買ったものと全く同じ、竹の皮で包んだものです。

ベタベタする竹の皮を、剥(は)ぐと、茶色の半透明の物体がデンと現れます。
これが、「あくまき」です。
「あくまき」とは、木を焼いてできた灰と一緒にもち米を炊いたものなのです。
これを聞いただけでも、灰を食べるのか?と拒絶反応が出る人がいるでしょう。
匂いは、ツンと灰汁(あく)の匂いがします。
商品に「あくまき」と書いてありますが、漢字で書けば「灰汁巻き」なのです。
おそらく、「灰汁巻き」と書いてあったら、鹿児島県人以外は誰も買わないでしょう。


さらに、この茶色い物体を、どのように食するのか?
まず、輪切りにします。
包丁では、超粘るのでうまく切れません。
これも、初めての人は気持ち悪いと思うと思います。

ところが、糸や細いヒモを使うと、綺麗に切れるのです。


これに、砂糖を混ぜた「きな粉」をたっぷりとつけて食べるのです。

美味しい〜
私の奥さんは、鹿児島県人ではないので、結婚したころ「あくまき」を気持ち悪がっていたのですが、今夜は晩御飯の代わりに「あくまき」を食べて、美味しいと言っていました。
読者の皆様、もし鹿児島県の物産展で「あくまき」を見つけたら、このブログを思い出して、騙されたと思って食べてみてください。
食べた人の中には「美味しい」と思ってくれる人がいることを期待します。
今日から、私の個展が始まりました。
昨日、お借りしたギャラリーに作品を搬入し、展示準備をしてきました。
まだ展示準備中の撮影なので、片付いていません。

今日、個展にお越しいただいたお客様に、お礼としてミニ額縁を差し上げました。
展示作品のなかから5種類の作品を、Lサイズに焼き増しし、お好きな絵柄を選んでいただいたのですが、「月の沙漠」の作品が一番人気でした。

2月28日(日)最終日までにお越しいただいたお客様には、全員ミニ額縁を差し上げます。
最終的に一番人気になる作品が何になるか、今から楽しみです。
ウサギゴケ(苔)という植物をご存知ですか。
数日前に、我が家にやってきたウサギたちです。
ウサギたちが、野原をピョンピョン飛び回っている姿そのままにみえませんか


自然界には、面白いものがあるものだと思わずにいられません。
このウサギの大きさですが、定規と比べてみてください。

なんと小さいウサギなのでしょう。
耳の形など、本物そっくり。
いろいろな角度から撮影を楽しみました。




この可愛いウサギ苔は、名前に苔(こけ)が付いていますが実際は苔ではなく食虫植物に分類されています。
では、この可愛いウサギのような花が、虫を食べるのかと思うと、可愛らしさも半減ですが、実際は地中の根(白くてとても細い)が小さな微生物を捕食するそうです。


《2016/2/1追記》
この一ヶ月以上、横浜で開催する個展「Takataroのフォトアートの世界」の準備で忙しかったため、なかなかブログをアップできなかったので、久しぶりになります。
先ほど、早朝のテレビで、どこかの植物園が「ウサギ苔」の展示を始めたという内容の放送がありました。
おぉ、いよいよウサギ苔のブームがやってくるかも。
ということで、我が家の「青花ウサギゴケ」が開花を始めたので、ご紹介します。
上に掲載したのは「白花ウサギゴケ」で、下が「青花ウサギゴケ」です。
目で見ると、明らかに色が違う(ムラサキ色が濃い)のですが、写真では違いがわかりにくいかも。



ウサギ苔は、水を枯らさないように注意さえすれば、肥料などいらないので育てるのはらくです。
1㎝もない小さな花ですが、長期間咲いています。
20年ほど昔、植物の研究をしている友人からホクシャという花の苗をもらいました。
初めて見る花と名前でしたが、ダンスをしている女の子人形のような形の花に驚きました。
数年間、我が家で大事に育てていましたが、引越の際に枯らしてしまいました。
今年の春、花苗屋さんの情報誌にフクシアという名前でホクシャに似た花が掲載されていました。
以前に育てていたのとは異なる品種でしたが、ホクシャでした。
最近は、フクシアと呼ぶようになったのかもしれません。
4種類購入し育てています。
アイスダンス、スノーキャップ、アフリカンピアス、トムウエストです。
5月頃が開花と書いてあったので、来年の開花を待つつもりだったのですが、なんとこの11月に花がどんどん咲き始めています。
トムウエストだけが、まだ花芽のままですが、他の3種類は、期待どおりの美しく可愛い花を咲かせてくれました。
今年は暖かいため季節を間違えて咲いてしまったのか、春から晩秋にかけて咲き続ける性質なのか、来年になってみないとわかりません。
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アイスダンスの、花が咲く過程です。
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