今年３月、福井県に撮影に向かう途中、東名高速の関ヶ原を越える直前、大雪になりました。
今年は暖冬だったし、天気予報も雪の気配もなかったので、ノーマルタイヤのままだったのです。
迷った結果、高速を降りて一般道を走り、よりあえず琵琶湖のほとりの長浜市の道の駅に緊急避難。
雪がやむまで長浜見物でもと思いついたのが、豊臣秀吉が築城した長浜城があるじゃないか！
天候は悪かったのですが、撮影を始めるとそんなことは関係ない。
雪のおかげか、長浜城のある豊公園には、人っ子一人いませんでした。
ひょっとして、雪による緊急避難は超ラッキーだったかもなんて思い始めました。
梅林には梅の花が咲き始めていました。
梅林の近くには、桜の樹が多数あり、桜が満開のころに撮影に来たいなと思ったのでした。
そして、４月。
桜が満開の長浜城に行ってしまいました。
前日に、近くの国宝彦根城を見てきたばかりなので、コンクリートで造られた長浜城天守閣は遺産価値は低いかもしれませんが、天守閣は彦根城より写真写りは良さげです。
（学生時代に読んだ「幻影の時代」という本は、現代は映像に映ったものを本物と思い込む、という内容でした。例として、母親が実の子を抱っこしているにもかかわらず、バッグからアルバムを取り出して、これが私の子ですと、可愛く写った子の写真を見せたがる、というような内容。長浜城も、写真写りがよければコンクリートでもかまわない？）
長浜城がある豊公園は、さくら名所１００選の地です。
琵琶湖湖畔という場所に加え、天守閣の上からも桜の公園を見下ろすこたができるなど、多くの家族連れが桜の下で幸せそうに見えました。
長浜城（豊公園）の場所
