京都市 修学院離宮の美(その3_中離宮)

下離宮の裏門を出ると、そこは田園風景です。
ブログ 修学院離宮 中離宮 紅葉 楽只軒 客殿 松並木 表門

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私Takataroは、初めて修学院離宮に行った時、予想外のこの風景に驚きました。
まさか、参観はこれで終わり?

いえいえ、この景色すべてが修学院離宮なのです。
この田園風景は、周囲を金網で囲われており、散歩で通り抜けることはできません。
宮内庁から委託を受けた農家が、美しい風景を維持しながら農作業を行っています。

さて、下離宮の裏門を出て、右手(南方向)の手入れされた松並木の一本道を進みます。
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突き当たりに、昔の表門があります。
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ここに、中離宮の出入口の門があります。
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この中離宮は、下離宮と上離宮とは別に、後水尾(ごみずのお)天皇の皇女(8番目の娘)の住居として造られたものが、明治になって離宮に編入されたと
いうことです。

したがって、茶屋というより生活感のある建物が複数あります。

楽只軒(らくしけん)
天子は、幾久しく栄えるという詩経から後水尾天皇が名付けたとのこと。
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楽只軒の内部です。
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客殿です。

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客殿の室内です。
桂離宮と共通する近代的で大胆なデザインに驚かされます。
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戸板に描かれた鯉(コイ)と鮒(フナ)です。網(アミ)も描かれています。
案内係の方の説明によれば、元の絵には網は描かれていなかったのですが、この鯉と鮒が戸板を抜け出しして、池で泳ぐため、抜け出さないように網を描いたとのこと。
なんというユーモア。
おまけに、網が破れています。
ここに住んでいた皇女が網を描かせたとすれば、箱入娘にしている後水尾天皇へのささやかな反抗だったのかも。

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