福岡市 博多祇園山笠【7月】(その1) 当番町の「のぼせもん」が箱崎浜まで走る

京都の八坂神社の祇園祭は、疫病(えきびょう)を鎮める祭ですが、これが全国に広がり、いったい何カ所で祇園祭と称される祭があるか定かではありませんが、きっと、あなたの町にも祇園祭があるのではないでしょうか。

九州にも祇園祭が多数あります。その中で、全国的に有名なのが「博多祇園山笠(はかたぎおんやまがさ)」です。

この祭のメインイベントは、7月15日の追い山です。

その前の7月1日に、当番町のお汐井とり(おしおいとり)という行事があります。
そして7月9日には、全流(ぜんながれ)お汐井とりという、すべての流(ながれ)が箱崎宮に集合する行事があります。

博多中心部から、東区の箱崎宮の近くの海岸まで3kmほどを、法被(はっぴ)に締め込み姿ののぼせもん集団が走るのです。

ちなみに、博多駅から地下鉄で一駅目が祇園という駅で、ここに櫛田神社(くしだじんじゃ)という山笠の主体となる神社があります。
この神社の周辺の町内で祭りに参加する集団を流(ながれ)と呼びます。
そして、この祇園山笠に長年参加し、仕事より山笠を選ぶという人たちのことをのぼせもんと自称・他称で呼ぶのです。
流(ながれ)の中では、階級が厳しくありますが、年齢や、社会的地位は関係なく、流で何年貢献したかで地位が決まります。

祇園山笠お汐井とり03

祇園山笠お汐井とり04

祇園山笠お汐井とり05

祇園山笠お汐井とり06

「博多祇園山笠」の公式ホームページ
http://www.hakatayamakasa.com/index.php/a>


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