試験曵き がある金曜日は、12時ころには岸和田カンカンの前面道路(大阪臨海線)周辺に、見物客が集まり始めます。
早い人たちは、早朝から場所取りも行われています。
試験曵(ひ)き とは、土曜日の宵宮前に、やりまわしの練習を14時から16時にかけて、22基のだんじりが行うものです。
22基のだんじりの一覧写真のポスターがあったので撮影しておきました。
この22基のだんじりが、岸和田港交差点に集合し、次々と細い路地に直角に突入する やりまわし を本番さながらのテストを行います。
観覧席からの岸和田港交差点の眺めです。
左右交互にだんじりが交差点に突入します。
正面方向が南海電鉄岸和田駅になります。
こんなふうに、やりまわし が行われます。(4枚連続)
だんじりの屋根にいる人は 大工方(だいくかた) と呼ばれます。だんじり祭のヒーローです。
数百人が綱を引っ張って、だんじりが交差点に突入する前に、大工方はリズミカルに団扇(うちわ)を振って踊りながらジャンプして、屋根の片側がら反対側に飛び移ります。
だんじりは、スピードを落とすことなく交差点に突入し、直角に曲がります。
写真には写りませんが、だんじりの前後で高度な技術でコース変更が行われています。
大工方の演技に華があり、だんじりが美しく交差点を曲がることができると、観衆から拍手が置きます。
時には、やりまわしに失敗してひやりとする場面もあります。
観衆の中には、このような場面を期待している人も多いと感じました。
この試験曵き が16時過ぎに終了したら、この日の行事はおしまいです。
私Takataroは、翌日以降のロケハンで街中を歩き回りました。