京都市左京区 いつまで存続するか「久多の松上げ」

「花背(はなせ)の松上げ」、「広河原の松上げ」を前回でご紹介しました。
今回は「久多(くた)の松上げ」です。

花背も広河原も、京都市左京区とは思えない山間地と書きましたが、今回の久多(くた)は、さらに山間地になります。
このインターネット時代に、「久多の松上げ」で検索しても、検索表示されるのは、花背であったり、広河原であったり。

実際にバイクで、松上げ当日(8月23日)に久多に行ってみても、祭りらしき気配はなく、走り回りました。

ようやく、路傍(ろぼう=道端)に、松上げの燈籠木(とろぎ)らしきものが横たわっているのを発見。おぁ、ここだぁ。
でも、花背や広河原に比べて燈籠木がずいぶん小さい。

近くのお年寄りに、今日、松上げはあるのか聞いたところ、あるとのこと。

何もない場所で、ひたすら時間が過ぎるのを待ちました。
それにしても、この道路の横で松上げをするの???
燈籠木のそばに電線が走っているし、、、

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

8月23日、あたりが暗くなる20時頃、ようやく松上げが始まる気配が。
燈籠木(とろぎ)の周囲には、多くみても地元の方々数十人。
観光客など誰もいない。

こういう祭りに出会った時、私Takataroは居場所に困るのです。
家族団らんの中に、他人が入っていってはいけないという感じでしょうか。

この時も、燈籠木に近づくことはできたのですが、一人で真っ暗な田んぼの中から撮影させてもらいました。
京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

京都 火祭 松上げ 久多 愛宕信仰 とろ木 左京区

<2016年8月29日 追記>
今年、福井県小浜市の松上げの撮影現場で、他のカメラマンと話をしたのですが、久多の松上げの会場の場所が最近(数年前)変わったそうです。
私が撮影した道路沿いには、元・松上げ会場との立て札が立っており、現在は近くの休耕田で実施されているそうです。

元会場での画像も貴重ですが、新しい会場でも撮影しに行かなくちゃ。

他の場所の松上げの過去ブログ

他の場所の松上げの過去ブログは、こちらです(ご参考にご覧下さい)

広河原の松上げ
http://kono1.jp/festival/festival6693

花背の松上げ
http://kono1.jp/festival/festival6660

雲ヶ畑の松上げ
http://kono1.jp/festival/festival6800

美山_盛郷の上げ松
http://kono1.jp/festival/festival12194

小浜市和多田の松上げ
http://kono1.jp/festival/festival12194

松上げ総集編_愛宕山登山
http://kono1.jp/festival/festival12402

久多の松上げの場所

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