新年最初の「美しい日本、この1枚」は、青森県八戸(はちのへ)市で、毎年2月に開催される、”八戸えんぶり”という祭りです。
豊年を祈願する田植祭りなので、縁起が良いと思います。
撮影に訪問したのは2010年2月です。
私Takataroは鹿児島生まれの岡山県育ち、その後も兵庫、大阪と関西が中心であったため、東京の日本橋という橋を越えるとそこは奥の細道。雪国東北と思い込んでいました。
30歳頃、2月に仕事で仙台に行った時、頭の中では1メートル以上の雪が積もっていると思い、雪靴に防寒コートにマフラーといういでたちで行ったところ、雪がなく現地の人から笑われたことがありました。
八戸は青森県です。仙台のようなことはないだろうと、防寒重装備で行ってきました。
車は危険なので新幹線で///
頭の中は、2メートルくらいの雪が積もって、家の軒先まで雪に埋もれているというイメージでした。
着いてみたら、一応は雪景色。
だけど、これくらいなら、関東でも積もることがあるといった程度の10センチメートル程度の雪でした。
八戸の方に聴いたところ、青森でも、太平洋側は雪が少ないとのこと。
仙台の教訓が全く生かせませんでした。
さて、”八戸えんぶり”の”えんぶり”とは、田んぼの土を平らにする”柄振(えぶり)”という道具が語源とのこと。
”柄振(えぶり)”の形は、野球グラウンドなどを均(なら)すT字型のトンボまたはレーキのような形状です。
”えんぶり”の踊りは、大人踊と子供踊がありますが、大人踊は田植踊です。田植の様子を踊りに組み入れています。
子供踊は、七福神の踊りで賑やかで楽しいです。
さて、”えんぶり”の演舞は、八戸市内数カ所に分散してみることができます。
今回は、昼間に見ることができる”根城(ねじょう)”という城跡の演舞風景です。
根城の入り口です。
城といっても天守閣などができる前の時代の平城(ひらじろ)という古い城です。
根城の模型です。赤い丸をつけた場所で”えんぶり”の演舞が行われます。
根城の演舞動画を2点掲載します。
八戸コンベンション協会の公式ページ
http://www.hachinohe-cb.jp/enburi/index.html
史跡根城の場所
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