本場スペインの闘牛、実は日本でも行われている。
Takataroが、スペイン映画 黒い牡牛(原題 The brave one)を見たのは、何歳くらいだったのだろう。
1956年製作の映画で、黒い牡牛(おすうし)と少年の友情物語でした。(実話)
Takataroは、闘牛場で戦う黒い牡牛が、闘牛士の槍を受けて血まみれになって、子供心に、「がんばれ、死んではだめ!」と、必死だった記憶があります。
黒い牡牛の元の飼い主の少年が、闘牛場に駆けつけ、牛の名前を大声で叫ぶと、それまで獰猛だった牛が、尻尾を振って、少年のところに歩いていく・・・・
映画の闘牛士が、憎かったですねぇ。
日本でも、闘牛があることを知ったのは、それから数十年後のことでした。
日本の闘牛は人ではなく、牛対牛の戦い。
日本の闘牛は、牛同士の闘いです。今でも、岩手県、新潟県、島根県 隠岐島(おきのしま)などで闘牛が行われています
スペインのように、殺すまではしません。
写真は、徳之島の闘牛です。円形の闘牛場に入ってきた牛は、デカイ。筋肉の塊のような巨体です。
Takataroは、闘牛場に入ってきた牛が、すべてやる気満々かと、最初は思っていましたが、実は、本格的な闘いになるほうが少なかったです。
相手を見て、戦意喪失というケースが結構ありました。当然と言えば、当然ですね。
牛には、それぞれ勢子(せこ)と呼ばれる闘牛士が付いて、けしかけます。
戦い方は、頭突きです。角を絡ませて、ぐいぐい押します。逃げたら負けです。
逃げても、追いかけられて、お尻や、わき腹をグサリっていう場面もありました。
角がぶつかるわけですがら、闘いが終わった牛は、血がにじんでいます。
子供のころの、黒い牡牛から数十年、徳之島の闘牛を、興行として冷静に見てしまった。