Googleの地図にも間違いがある
私は撮影旅行に出かける前、地図で行き先を調べます。
以前は、車に地図帖が必需品でしたが、ナビができてからは地図帖が不要になりました。
たまにナビで見つからない場所があります。
こういう時は、携帯の地図アプリか、iPadを使いGoogleで調べます。
ほとんどと言って良いほど見つかります。
ところが、たまに間違いがあるので困ります。
GoogleMapsには、誰でも場所を書き込みできるのですが、間違った場所を書き込む人がいるのです。
その幾つかを、ご紹介します。
Googleに責任があるわけではなく、書き込んだ人の責任だとは思いますが、地図だけ提供して利用者に様々な情報を書き込ませるという賢い方法の、マイナス要素かと思うのです。
事例 1
今年の春、棚田の撮影に行きたいと思い、新潟県の棚田の場所をGoogleMapsで調べています。
十日町に狐塚の棚田という場所があるので調べました。
棚田は山間地にあるので住所もはっきりしないところが多いのです。
棚田の名前でGoogleMapsを検索しても、多くは見つからない。
ところが、「狐塚の棚田」は検索ですぐに特定できたのです。
ポイントが●で表示され「狐塚の棚田」と記載されています。
おぉ、ラッキーと思いました。
確かに航空写真で見ても大きな棚田がある。
でも、写真家の勘というのか、表示されたポイントの位置が中途半端。
左右に棚田があるが、どっちだろうと思ったのです。
念のためと思い十日町の観光協会に電話で問い合わせをしました。
そうしたら、なんと、全く別の場所だったんです。
GoogleMaps は、誰でも場所情報を書き込みできます。
おそらく、誰かがこの間違った場所を「狐塚の棚田」と思い込んだのでしょう。
インターネットには、間違った情報が多いので、うっかり信用してはいけないと思いました。
正しい「狐塚の棚田」の場所がわかったのですが、航空写真を見ると近くにもっと大きな棚田があるではないですか。
たまに間違った情報もあるけど、インターネットは便利です。
事例 2
静岡県伊東市に「さくらの里」という美しい公園があります。
大室山というミニ火山の麓にあります。
私は2年前に撮影に行ったので知っているのです。
先日、Google Mapsで検索しました。
そうしたら「富戸」という駅前に検索マークが表示されたのです。
あれっ、こんな場所にも「さくらの里」があるのかと、拡大してみたのです。
確かに桜らしき樹が写っている。だけど駅前のロータリーはおかしい。
ストリートビューにしてみたら、ロータリーの中にある食堂の名前なのかも?
と感じました。食堂やレストランの場合は、Googleの決まったマークがあるのですが。それが使われていない。
「さくらの里」が富戸駅の前だと思って行った人はびっくりするか、怒るでしょう。
これは、デスクトップの画面ですが、念のためiPadで同じ検索をしてみました。
すると、最初から正しい「さくらの里」の場所が表示されました。
デスクトップとモバイルでは、Googleのシステムが違うのでしょうか?
事例 3
高知県に「中越家のしだれ桜」という一本桜があります。
今年の春に四国の桜を撮影できればと思い調べたのですが、GoogleMapsで表示された場所がどうも怪しい。
仁淀川町のホームページを探したら、この桜の場所が地図で掲載されていました。
全く異なる場所です。
道路距離で3㎞ほど離れています。
ここまでくると、マークを書き込んだ人の勘違いと言うより悪意も感じます。