線香花火は、本来は香炉に立てて使う

おそらく、現代の日本人の多くは、線香花火は手に持って楽しむものと信じて疑わないのではないでしょうか。
私もそうでした。

線香花火の写真を撮りたくて、東京都台東区蔵前にある山縣商店に日本製線香花火を買いに行きました。
山縣商店

日本製線香花火は、1本100円します。
福岡の筒井時正氏謹製の「不知火牡丹」10本
山縣商店オリジナルの「大江戸牡丹」20本
を買いました。
どちらも、火薬を包む部分と手で持つ部分は紙の「こより」でできています。

手で持つ部分がワラで出来たものはないのかと聞いた所、日本では作っていないということでした。

ワラでできたのもは、中国製で100本で200円という超安い商品があったので、それも買いました。

日本製の2品種は、火薬が0.1グラム。
中国製は、0.07グラムでした。

日本製のほうが火の玉が大きくなり、火花(松葉という)の大きさも大きくなります。

線香花火がワラで出来ているのは、江戸時代頃は線香花火を、お線香のように「線香立て(香炉)」に立てて楽しんでいたからと、山縣商店のかたに教えていただきました。
現代は、手で持つので紙のこよりで良いのですね。

今夜、中国製のワラの線香花火で、香炉に立てる楽しみ方をテストしてみました。
線香花火

線香花火を立てて使う。
これは有りです。

残念ながら、中国製の線香花火を20本試しましたが、肝心の火花が出たのは数本でした。
日本製で、立てて使える線香花火が欲しい。

この記事やこれらの写真はいかがでしたか?