私takataroが、本物の帆船を見たのは、数十年前、神奈川県三浦半島で海を見ていた時でした。
青い空に青い海、それ以外に何も見えない景色のはずでしたが、突然、その遠い水平線上に帆船が白い帆を総帆展帆（そうはんてんぱん）したのです。
今思い出しても、感動的な景色でした。
それ以来、二代目日本丸と海王丸の２隻の帆船が、今どこを航海しているのかをネットで調べたり、次はどこの港に入港するのかを調べたりしています。
ただ、入港した帆船は、帆を格納しているのでマストなどの骨組みしか見ることができません。
見学者用に、港に係留した状態で、観光用に総帆展帆するイベントもありますが、私が見たいのは、海洋で実走している帆船なのです。
それも、帆船の船上ではなく、離れたところから帆船の全景を撮りたいのです。
おそらく、実現しないでしょう。
ということで、現実に戻って今日の画像は、横浜市の
”みなとみらい”にある日本丸メモリアルパークに展示してある初代日本丸の雄姿です。
ここの日本丸は、30年前に引退しメモリアルパークに展示されています。
今にも動きだしそうな美しい船体ですが、海洋に出ることはできません。
近くに橋ができたため、高いマストの帆船は通り抜けできないのです。
さて、日本丸は月に一度だけですが、すべての帆を広げます。
帆を広げるのに１時間かかります。
日本丸メモリアルパークがある”みなとみらい”の風景です。
横浜ランドマークタワーの真下に、日本丸のマストが見えます。
帆を張り始めるのは、10時半からです。
それまでに、日本丸の周りを回って撮影しました。
総帆展帆が始まりました。
張り終えるのに１時間かかります。
すべての帆を張り終えた日本丸、それは美しい姿です。
次回は、船内をご紹介したいと思います。
「帆船日本丸記念財団」の公式ホームページ
http://www.nippon-maru.or.jp/nipponmaru/saildrill.html
日本丸メモリアルパークの場所
