夜明けの茅ヶ崎の海岸に、神輿が集合
茅ヶ崎市の西浜海岸で、7月の「海の日」に毎年開催される”浜降り祭”は、”神輿が海に入る祭りの中で、代表的な祭りのひとつです。
深夜から各氏子町の神輿が動き始め、日の出のころに西浜海岸に集合します。十数基の神輿が、順番に海に入り”禊(みそぎ)”を行います。
波の具合によりますが、海岸から20メートルほどのところを、100mほど富士山に向かって移動し、砂浜に上がります。
神輿は、海に浸からないように運ばれますが、昔は海に浸けていたようです。
千葉県の”大原はだか祭り”では、海用と陸用の2種類の神輿を使い分けしますが、それでも祭りのたびに海に浸かった神輿を、東京深川の神輿職人がすべて解体して洗浄し乾燥させて組み立てるのに神輿1基につき100万円以上かかると聞きました。
”浜降り祭”の神輿は、陸用であるため、今の時代、海に浸けることはできないのでしょう。
この”浜降り祭”は、祭り自体も立派ですが、背景に富士山があることで、ビジュアル的にいっそう差別化ができています。
難を言えば、西浜海岸付近には、車を止める場所がどこにもないということくらいでしょうか。
「茅ヶ崎市」の公式ホームページ
http://www.city.chigasaki.kanagawa.jp/kankou/event/3161/003247.html