京都の数ある神社のなかでも格上の神社が、上賀茂(かみがも)神社と下鴨(しもがも)神社です。
5月に行われる葵祭(あおいまつり)は、京都御所を出発した行列が、下鴨神社を経由して上賀茂神社を終点にしています。
下鴨神社は、世界遺産登録地で、その理由の一つが、参道を囲む広大な糺の森(ただすのもり)にあります。
京都の中心エリアで周囲を住宅地に囲まれている下鴨神社ですが、この”糺の森”は、いわゆる原生林のままなのです。
おそらく、古(いにしえ)の京都は、このような森に囲まれていたのかと想像できます。
糺の森には、圧倒的に広葉樹つまり、秋に紅葉し、冬にはが落ちる樹木が多いのです。
参道や馬場の紅葉は、京都にありがちなモミジではなく、様々な広葉樹の紅葉です。
黄色、橙色、赤色に緑もあり錦の色に染まります。
参道途中にある河合神社は、イチョウの落ち葉が絨毯のように広がり綺麗です。
下鴨神社の橋