京都市山科区にある毘沙門堂(びしゃもんどう)については、過去記事で桜をご紹介しています。
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この毘沙門堂の毘沙門天とは、北の方角を守る神様であり、昔は毘沙門堂は京都御所の北側にあり、御所を守る立場にあったそうです。
現在は、京都の東の山科区にあります。
山科区というエリアは、京都の中心地(中京区周辺)の住人からは「あそこは京都やおまへん。滋賀県どす」などと意地悪を言われるところです。
しかしながら、毘沙門堂を始め、随心院や醍醐寺など有名な社寺も多く、私Takataroは好きな場所です。
秋の京都観光で紅葉を楽しむ目的であれば、嵐山方面や東山界隈に人が集中しますが、京都のタクシー運転手さんの一番オススメなのは毘沙門堂と言われた時期があります。
確かに、タクシーの運転手さんにすれば、嵐山に行って大渋滞に巻き込まれたり、東山は近すぎて商売にならないことを考えると、毘沙門堂までひとっ走りは、そこそこの距離もあり渋滞もなくオススメなのは理解できます。
では、その紅葉はいかがなものか?
これが、なかなか良いのです。
最初に、11月24日に撮影した画像、そのあとに11月30日に撮影した画像を掲載します。
この撮影した年は、11月24日頃が紅葉のピークでした。
毘沙門堂は小高い丘の上にあります。
なだらかな石階段の正面に勅使門(ちょくしもん)がありますが、紅葉に隠されてみえません。
この階段周辺の紅葉が見事です。
若者が階段に座って絵を描いました。
撮影中は、少しだけ動いてもらいたいと思いましたが、あとになって画像をチェックすると、これはこれで良しでした。
境内の中に入ってしまえば、春の桜ほどの紅葉の華やかさはありません。
やはり境内にいたるまでの参道が圧巻です。
さて、1週間後の11月30日はというと、同じ紅葉でも風景が変わっています。
見上げるのではなく地面に落ちた紅葉を楽しむのです。
石階段の樹上の紅葉は量が減り、正面の勅使門の全景を見ることができます。
地面に落ちた紅葉は、石階段を除きそのままになっています。
この赤や黄色の落ち葉の景観も十分鑑賞に値するのです。
過去記事*毘沙門堂の桜
http://kono1.jp/landscape/landscape7865
《毘沙門堂の場所》