京都市北区紫野(むらさきの)に、大徳寺(だいとくじ)というとても大きな境内を持つ寺があります。
お茶を習っているかたなら知らない人はいないという場所です。
大徳寺の境内に、金毛閣(きんもうかく)という三門があります。
この金毛閣こそ、千利休が豊臣秀吉の怒りを買って切腹させられた原因の場所です。
諸説あると思いますが、利休と秀吉の蜜月関係が終わりかけのころ、茶聖と呼ばれ政治でも発言力を持った利休が、学歴のない成り上がりの秀吉を見下すような態度をとったのでしょう。
秀吉を大徳寺に誘った利休が、金毛閣の2階に利休の木造を置き、その下の門を秀吉にくぐらせたという事件です。
そりゃ、秀吉は怒りますよね。
いい歳して、どっちもどっちと思いますがね。
話が逸れてしまいましたが、この大徳寺は、広大な境内に今でも多数の塔頭(たっちゅう)が立ち並んでいるのです。
塔頭とは、親寺の境内にある子寺と思ってください。
この塔頭の中で、参観できる寺がいくつかあります。
そのなかで、代表的な塔頭が高桐院(こうとういん)です。
私Takataroが高桐院を訪問したのは、12月3日でした。
天気が悪く、雨も降るなかでの撮影でしたが、紅葉のピークでもあり、赤や黄色がとても鮮やかに撮影できました。
大徳寺の公式ページ
http://www.rinnou.net/cont_03/07daitoku/
大徳寺高桐院の場所