日本三大ナンチャラというものは、数多くありますね。
定説として決まっているものもあれば、人によって言うことが違うこともあります。
桜については、日本三大桜として、三春の滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨(うすずみ)桜は、どうやら定説のようです。
正直なところ、美しさという点では、他にもっと美しい桜はあります。
例えば、京都の醍醐寺霊宝院のなかにある枝垂れ桜は、私Takataroが勝手に「桜の令嬢」と呼んでいますが、恐らく、上記日本三大桜のどれよりも美しいと思います。
醍醐寺の枝垂れ桜です
何を持って、日本三大なのかですが、樹齢つまり古木(こぼく)という点では確かに三大と言われて文句ありません。
三春の滝桜(福島県)、山高神代桜(山梨県)、根尾谷淡墨(うすずみ)桜ともに、その幹の太さを見れば、桜もここまで大きくなるのかと感嘆すること間違い無しです。
では、岐阜県の根尾谷の淡墨ザクラはどうでしょうか。
これも、とんでもなく太い幹をもった古木の桜でした。
淡墨ザクラの場所に到着したのは、朝6時前でした。
広い芝生の公園にドンと一本、ありました。
まだ日が昇る前の薄暗い時間。
花の色は、薄い紫色に見えました。
正面から見ると
幹も太いが、枝の張りも大きく、とても大きな樹に見えました。
実際にとても大きな樹なのですが、横に回ってわかりました。
淡墨ザクラの背後に別の桜があり、それが一体に見えて、より大きく見えていたのでした。
中央が淡墨ザクラ、右が背後の桜
日の出前に淡紫色に見えていた花は、太陽の光が当たるといわゆるサクラ色になっていきました。
ただ、部分的には白っぽい花の枝もあったり、古木を感じさせるところもありました。
淡墨ザクラの撮影を終えて駐車場に戻ると、早朝には見えなかった雪山と桜の景色がありました。
根尾谷の淡墨ザクラの場所