たどり着くまで大変だった
今回、大分県の磨崖仏巡りをした中で、最も見たかったのが
磨崖仏ではなく神像という呼称も独特ですが、その姿かたちが独特だと聞いていたからです。
インターネットで、上坂田の磨崖仏を検索すると、様々な情報があるのですが、ご当地の観光サイトが信用できるのが普通です。ところが、今回は違ったのです。
ご当地の公式を標榜する観光サイトの地図を頼りに現地に行ったところ、上坂田ではなく、上畑の磨崖仏についてしまったのです。
おかしいなと思い、他のご当地観光サイトを確認したところ、同じ場所にマークがあるのです。
二つの観光サイトが同じ場所を示している以上、間違いないのだろうと思い、その近辺を2時間以上歩き回ったのです。
まさに、鹿やイノシシの足跡しかない山中の獣道も歩きました。
それでも、見つからない。
やむなく、数件しかない民家を訪ねて、上坂田の磨崖神像の場所を聞きました。
返事は、「ここは、上畑。上坂田は10キロ以上離れた場所」と言われたのです。
正直、頭が混乱しました。
大分県の複数の観光サイトが同じ間違いをしているので、どこかの情報源が間違っているのでしょう。
観光サイトを自認していても、実は地元の情報を知らないということは、よくあることなのです。
Googlemapsは頼りになる
結局、Googlemapsで調べたとこと、ドンピシャ正確な場所がわかりました。
最初からGooglemapsで調べたらよかった。
ようやく磨崖神像にたどり着いた
Googlemapsの示す場所に到着すると、木の鳥居がありました。
しかし、その先に道らしきものがない。
なんとなく道かなと思われる上り坂を約500歩ほど歩いた山中に、洞窟があったのです。
当日は大分県は大雪が降り、いっそう不気味な雰囲気が漂います。
洞窟に近づくと、奥行きは数メートル。
入り口の幅は5メートルほどあります。
そして、見えました。壁の右側に、磨崖神像が。
ちょっと、ちょっとぉ。勘弁してよ!
何、これ。
不気味〜
岩壁を苦労して掘って、この石像はナニ。
幼稚園の子供が書いたようなデザイン。
顔は怖いのに、天使の羽のようなものが背中にある、、、。
歯もむき出しているし、、、
目はひんむいているし、、、
これが神像なのかなぁ。
いやはや、神秘の国、大分県です。