大宰府天満宮の飛び梅は、白梅だった
菅原道真(すがわらみちざね)は、京都で藤原一族との権力闘争に敗れて、福岡の大宰府に左遷されました。
今でこそ、大宰府市は、福岡市に隣接する閑静な住宅地ですが、道真公のころは、まさに辺境に近い場所だったはずです。
現代なら、福岡転勤なら、ラッキーと思うでしょう。
空港あり、鉄道あり、新幹線あり、地下鉄あり、高速道路あり、海が近い、山が近い、食い物はうまい・安い、中洲はある、屋台もある、ファッションの流行は東京と時差なし。韓国まで飛行機で30分、フェリーで3時間で日帰り海外旅行可能。そして、美人が多い・・・・気がする。
道真公の当時の大宰府は、九州の政治の中心地で、それなりに格の高い場所だったのです。道真公は、大宰府の長、つまり県知事のような立場になるつもりで、しぶしぶ大宰府に来たのですが、なんと、着いてみれば、県庁には立ち入り禁止で、自宅に軟禁状態。
失意の中で、大宰府で亡くなったのです。
この、道真の怨霊(おんりょう)が、復讐のために、京都にもどって大暴れ・・・・・
それで、北野天満宮を造って、道真公の怨霊様、これでなんとか、ヨロシク!
怨霊と戦わずに、表面ヅラ降参して、おとなしくしてもらうと言う発想は、1000年以上前からの、日本人の特性なんでしょうか。
北野天満宮で、道真公を飛んで追いかけた飛び梅が、前回紹介した八重の紅梅だから、大宰府天満宮の飛び梅も、てっきり八重の紅梅と信じていたら、なんと、一重の白梅でした。
京都から大宰府の途中で、バトンタッチしたのかなぁ、などと考えてもせんないですね。
Michizane Sugawara should have become the governor of the Dazaifu, but was confined to the Dazaifu after arrival immediately.
He died with disappointment.
After having died, he became a vindictive spirit, and he came back to Kyoto and reviewed it.
「大宰府天満宮」の公式ホームページ
http://www.dazaifutenmangu.or.jp/about/a>