京都市 本物の、舞妓はん

京都には、五花街(ごかがい)と呼ばれる、五ヶ所の花街(かがい)があります。

祇園甲部(ぎおんこうぶ)
祇園東(ぎおんひがし)
宮川町(みやがわちょう)
先斗町(ぽんとちょう)
上七軒(かみしちけん)

それぞれに、舞妓(まいこ)はんと芸妓(げいこ)はんがいます。
京都の着物のメッカ、西陣(にしじん)が衰退するとともに、五花街で遊んでいた旦那衆も、次第に足が遠のき、舞妓・芸妓の数も減少していましたが、舞妓はんがブログを書いて、花街の生活をオープンにするなどの努力の結果、舞妓志願者が増えて、最近は減少に歯止めがかかっているのではないでしょうか。

舞妓はんは、中学校を卒業して15、16歳で置屋さんに入ります。一般に二十歳を過ぎると、芸妓に格上げとなります。京都出身者は、数名しかおらず、多くは京都以外からの志望者です。
したがって、京都弁のなかでも特殊な花街弁を使いこなすのに、置屋のおかみさん達から、厳しい指導を受けます。
言葉だけでなく、舞踊、三味線、ツヅミ、笛などの稽古も大変厳しい世界です。

舞妓はんは、ステップアップすると、口紅の塗り方が変わります。駆け出しのころは、下唇にしか紅を塗れません。
知ったかぶりがばれるので、これくらいにしておきます。

そうそう、京都で観光舞妓(観光客が舞妓の格好をして街を歩く)が盛んです。観光舞妓を見て、「舞妓さんがいる~」と観光客が取り囲んで撮影する光景を見ます。「私、観光舞妓です」って言ってくれればいいのに、誰も、言わないんですねぇ。

本物の舞妓はんは、カツラではなく地毛で髪を結っていますので、区別できます。(二十歳以上で、芸妓になるとカツラになるので注意してください。)また、着物も、本物の舞妓はんの着物や帯は、見ただけでわかる上質なものです。

京都舞妓01

京都舞妓03

京都舞妓02

京都舞妓04

京都舞妓05

五花街それぞれの画像は、また別の機会にします。

祇園甲部

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祇園東

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先斗町

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宮川町

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上七軒(かみしちけん)

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