墨田区向島の三囲神社(みめぐりじんじゃ)の大鳥居をくぐった場所に、立派なライオンのブロンズ像が置かれています。
どこかで見たことがある風貌のライオンと思ったら、三越百貨店の玄関に鎮座するものと同じでした。
もとは、池袋の三越にあったものを、同神社の氏子である、三越創業家の三井家が、寄贈したものとのことです。
先日、京都太秦の木島神社(蚕の社)の、三柱鳥居(みはしらとりい)の画像を掲載しました。
三囲神社にも、木島神社の三柱鳥居と同じ型の鳥居があります。木島神社の本家の三柱鳥居よりも、ふたまわりほど小さいですが、同じ形です。
京都太秦の木島神社(蚕の社)は、池の中に三柱鳥居がたっていて近づけないのですが、三囲神社の三柱鳥居は、庭園の一部に普通に立っていて、目前で見ることができます。
この三囲神社の、三柱鳥居も、もとは三井家からの寄贈とのことです。
三井の井を四角で囲む三囲、同じく井を三角で囲む三柱鳥居。
三井家の安泰を願う、強い意志が感じられます。