京都市右京区の車折(くるまざき)神社。
変わった名前の由緒はさておき、日本映画撮影地である太秦(うずまさ)映画村の近くということもあり、映画のロケも行われることがある神社です。
決して桜で有名なわけではありませんが、京都の有名な桜名所の桜開花前であれば、桜が咲いたというだけで、どこにでも人は行くのです。
3月初旬、車折神社の入り口の鳥居横の一本の樹に赤い花が満開になります。
寒緋桜(かんひざくら)です。桜がいっぱいの京都でも寒緋桜はあまり見ないので、冬が終わらないこの時期の彩りは一本でも貴重です。
境内には、数本の河津桜が植えられています。
寒緋桜と同時期に満開です。
有名どころの桜開花前に、先手必勝という感じで堂々と咲いています。
この河津桜と入れ違いに咲き始めるのが、一本の早咲きシダレザクラです。
冨田渓仙(とみたけいせん)という日本画家がこの神社に献納した桜です。
渓仙桜と名付けられています。
(上記河津桜とは別の日に撮影しています。)
ついでに、この車折神社には「祈念神石(きねんしんせき)」という願掛けがります。
願い事が成就したとき、石に感謝の御礼を書き込んで境内に積み上げるというものです。
この車折神社は、近年パワースポットと呼ばれ「車折石(くるまざきいし)」は、パワーストーンとも呼ばれているようです。
車折神社の場所
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