長野県 2016年御柱祭_下社木落し(その2_木遣り歌)

東京の伝統のある祭では、オレンジ色の長い半纏(はんてん)を着た粋な男衆が、神輿の前を木遣(きや)り歌を唄いながら歩く姿を見たことがある方もいると思います。
オレンジ色の長半纏を着た男衆は、鳶(とび)と呼ばれる、林業や建設現場で働く人たちで、重たい丸太や石材を移動させるときに、志気を鼓舞する掛声として歌われたものが木遣り歌です。

今では、木遣り歌が唄える人は重宝され、結婚式などで歌を披露することもあります。

さて、御柱(おんばしら)祭でも、巨大な御柱を山から人力のみで曳(ひ)き出すときに様々な木遣り歌が唄われます。

御柱が木落し坂まで曳かれてくる御柱古道(おんばしらふるみち)で、他の人と異なる衣装の女性たちに出会いました。
何をする役なのかお聞きしたところ、木遣り歌を唄うとのこと。
東京(江戸)では、男衆のみが唄うのですが、御柱祭では女性も唄うのです。

諏訪大社下社秋宮 御柱 木落し 木落坂 御柱古道 御柱木遣り


観覧席に戻ったところ、特設ステージで木遣り歌の披露がありました。
さすがに写真だけでは伝えることができませんので、今回は動画中心にさせていただきます。

下諏訪町木遣り保存会の会長さんです。
諏訪大社下社秋宮 御柱 木落し 木落坂 御柱古道 御柱木遣り

ステージの写真を一枚だけ。
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動画の中で、御柱祭についてわかりやすい解説がありますので、そちらもお聞きください。

「山の神様、お願いだぁ〜」
胸に響くものがあります。


下諏訪町木遣り保存会の公式ページ
http://www.kiyari-shimosuwa.com/kiyari.html


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