諏訪大社下社の木落しを見学に行かれるなら、木落し坂の上に登ってみることをお勧めします。
観覧席から見上げただけでは、それほど怖い斜面には見えないのですが、坂の上から見下ろすと、足元がすくむほどの怖さを感じます。
眼下の観覧席が豆粒ほど小さく見えます。
ちなみに、観覧席の左からS席、A席、B席〜になります。一番右奥からではかなり斜めになり、かつ杉の立木があるため見えにくいです。
S席の上にSS席があります。
高い位置になり、御柱が滑り落ちた坂下も良く見えます。
地元氏子の方も、SS席が当たるのは奇跡のような確率と言っていました。
坂の上には、木落し坂の石碑が建っています。
木落しが始まると、観覧席から見上げると巨大な御柱が少しずつ坂にせり出してきます。
約19メートルの御柱が、半分近くせり出したとき、ガクンと1メートルほど頭が下がります。
それでも落ちないのは、後ろをロープで引っ張っているからです。
そのロープを固定しているのが、この2本の柱です。
2016年木落し初日は、3本の御柱が落とされました。
一番目は、春宮四の御柱、二番目は春宮三の御柱。三番目は秋宮二の御柱でした。
このページでは、一番目の春宮四を紹介し、
次回、春宮三と秋宮二を紹介したいと思います。
木落しが始まる前に、様々なイベントが行われます。
春宮四では、巨大な横断幕が坂を下る。
落下直前の御柱です。
ツルツルの木肌の大木に男衆がまたがっているだけで、100メートルの坂を滑り落ちます。
後ろのロープが切られた瞬間です。
坂は、滑り台のような平坦ではありません。
凸凹のある山の斜面ですから、望遠レンズで近づいてみると、御柱がジャンプしながら滑り落ちるのが見えるのです。
動画です。
写真を撮影しながらの動画撮影なので、きめ細かなカメラ移動ができませんのでご了解ください。