京都市下京区 祇園祭_7月17日 山鉾巡行(その4 四条麩屋町 注連縄切り)

昨日までのブログは、四条烏丸交差点で撮影した、山鉾巡行の出発風景でした。

今日は、四条通りを数百m東に移動して、四条麩屋町(ふやちょう)交差点からです。
山鉾巡行中は、四条烏丸から四条麩屋町へは、とても移動できるような状態ではありませんので、別の年の撮影になります。
この年は、残念ながら大雨が降り、山鉾はすべてビニールで覆われてしまっていました。
私Takataroは、この四条麩屋町で、「注連縄切り(しめなわきり)」を撮影して、すぐに帰宅してしまいました。

後日、新聞社のカメラマンから聞いた話ですが、当日、各報道機関のカメラマン達は雨の中で撮影を続けたため、翌日からカメラメーカーの修理センターには、報道機関のカメラが大量に持ち込まれたそうです。

余談はこれくらいにして、本題です。
四条麩屋町には、四条通りを横断するように、注連縄(しめなわ)が張られています
この注連縄は、斎竹(いみたけ)と呼ばれる2本の竹に張られているのですが、これは結界(けっかい)つまり立ち入るべからずの神聖な場所の境界を意味しています。

長刀鉾(なぎなたほこ)の稚児は、刀でこの注連縄を切ることで、八坂神社の結界に入ってゆくという、祇園祭にとって大変象徴的な儀式です。

山鉾巡行を、どの場所で観るかと考える人は、一つの候補地としてお薦めします。
ただし、早目の現地到着は当然ですよ。

では、写真です。
四条麩屋町に、先頭の長刀鉾が近づき、注連縄の場所で止まります。
注連縄切り01

稚児に本物の日本刀が渡されます。重たい、危ないもあり、後ろに介添え役が付いています。
注連縄切り03

注連縄切り04

稚児は、日本刀を抜くと、「太平の舞」を舞います。
注連縄切り05

注連縄切り06

注連縄切り07

直後に、稚児の前に置かれた板の上で、注連縄が切られます。あっという間です。
注連縄切り08

注連縄が切られると、長刀鉾は再び進行を始めます。
注連縄切り09

注連縄切り10

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