7月1日から16日宵山まで、このブログの紹介も長かったですが、まだ紹介できていないこともあるのです。
しかしながら、そろそろ山鉾巡行(やまぼこじゅんこう)に入らないと、皆さんも待ち遠しいでしょうし、実は私Takataroも、祇園祭の膨大な枚数の画像を見ながら、選別するのに疲れてきました。
これまで、山鉾巡行といえば7月17日ということでしたが、2014年からは、17日(前祭:さきまつり)に23基、24日(後祭:あとまつり)に10基と、2度の分けて実施されるようです。
24日の10番目のトリをいくのが、大船鉾というTakataroが、まだ見たことが無い新造の鉾が出るようです。
今年は、京都にいけないので、来年はぜひこの大船鉾を撮影したいと思います。
ということで、ご紹介するのは2013年以前の、7月17日の山鉾巡行です。
下の写真は、函谷鉾(かんこほこ)です。
7月17日の早朝、前夜まで宵山(よいやま)でにぎわっていた山鉾町は、巡行の準備に入ります。山鉾の周りを囲んでいた柵や提灯が取り払われて、参加者はそれぞれの役割の衣装に着替えています。
鉾が四つ角を直角に曲がるとき、巨大な車輪の下に敷く、割り竹も積み込まれます。
道路にせり出している信号機が、山鉾巡行の邪魔にならないように、電気業者が信号機器の向きを移動させます。
初めて見たときは、なるほどと感心したものです。
山鉾巡行は、四条烏丸交差点から出発します。
巡行の先頭は、長刀鉾(なぎなたほこ)が決まっています。33基の山鉾のうち、順番が決まっているものを「クジ取らず」と呼びます。
この長刀鉾には、人間の稚児(ちご)が乗ります。他の鉾は、人形です。
スタート前に、稚児が長刀鉾に乗るのですが、
稚児が、汚れた地面に足をつけないように、強力(ごうりき)が肩に乗せて鉾に乗せます。
強力は、長刀鉾の階段を登るとき、階段の真ん中で、180度向きを変えて東を向きます。そこで、稚児は、四条通の東詰めの八坂神社(約2キロ先)に巡行の挨拶を行います。