17日の21時、四条寺町商店街入り口と四条新京極商店街の入り口前の四条通は、交通規制により車両の通行ができなくなります。
間もなく、東御座(ひがしござ)と呼ばれる四角い御神輿が、四若(よんわか)と呼ばれる担ぎ手により運ばれてきます。
東御座は、御旅所の前で、豪快にもまれます。歩道は大勢の観客で埋め尽くされています。
その後、東御座は、御旅所の正面で、馬(うま)と呼ばれる台の上に置かれます。
担ぎ手達は、御旅所で八坂神社の神主による神事の間、道路に腰を下ろしています。
この後、東御座は御旅所の中に運び込まれます。
しばらくすると、今度は中御座(なかござ)が到着します。中御座を担ぐのは、三若(さんわか)と呼ばれる集団です。
中御座は、六角形の神輿です。
中御座も、御旅所に格納されます。
また、しばらくすると、これまで以上に騒然とした雰囲気の中を、西御座(にしござ)が運ばれてきます。西御座は八角形の神輿で、3基の神輿の中で、最も重量があります。
西御座を担ぐのは、錦(にしき)と呼ばれる集団です。
京都に詳しい方であればおわかりのとおり、錦市場(にしきいちば)と呼ばれる食品中心のアーケード商店街のメンバーで構成されています。
この西御座が、御旅所の正面で激しく担がれるときは、歩道にいても危険を感じるほどの迫力があります。
最後に、西御座が御旅所に格納され、神幸祭の一日が終わります。
左から、西御座、中御座、東御座です。
八坂神社の神様は、1週間個の場所に滞在し、24日に、また八坂神社に戻ることになります。これを、還幸祭(かんこうさい)と呼びます。