私Takataroが初めて「おわら風の盆」に行ったときは、八尾の町の11の団体(支部)が、どこでどのように動くのかわかりませんでした。
17時から19時ころには、踊り手や地方(じかた)が食事休憩することも知らず、うろうろと探し回ったこともありました。
その時間帯は、観光客も手持ちぶたさで、路上のあちこちで座り込んでいます。
20時ころになると、通りのあちこちで「町流し」が始まります。日本の道100選の「諏訪町本通り」は長い一直線のなだらかな石畳で、両側に歴史を感じさせる和風建築が立ち並んでおり、一番雰囲気が良いため、観光客もこの場所に一番集中します。
遠くに「町流し」のグループが見えると、近づいて観たいという思いに駆られますが、近づけたころには人垣で見えないということになります。
「町流し」は、祭りにご祝儀を納めたお店などの前で演舞を行うので、そのお店の前でじっと動かず、「町流し」がやってくるのを待つほうが、結局はじっくりと鑑賞できるうえに疲れないというわけです。
一つの支部を鑑賞したら、別の支部の通りに移動するようにすれば、十分楽しむことが出来ると思います。
町流しが始まる20時頃は、かわいい子供達も衣装を着て参加しています。
お姉さん、お兄さんの踊り手達が、未来の踊り手達に見本を見せています。
踊りに参加したいという観光客のために、上新町では「大輪踊り」と呼ばれる、誰でも参加して踊れる場を設けていますので、踊りたい方におすすめです。
夜も更けてくると、大人だけの町流しになります。
鏡町支部をのぞけば、男女は別々に踊ります。
鏡町支部は、11団体ある支部の中でも独特の雰囲気の踊りをすることで人気があります。
おたや階段という細い階段の下が鏡町支部の踊りの演舞場所ですが、何時間も前から観客が待ち始め、踊りが始まるころには、長い階段も満員の観客席になっています。
この鏡町支部のみが、男女が絡むように踊ります。
日本の道100選の「諏訪町本通り」にある「諏訪社」は、通りから見上げる丘の上にあります。
ここでは、女性の踊り手が、神社の建物を背にして交替で踊ります。
何とも風情のある演出です。
「おわら風の盆」、まだまだ書き足りないことが多いのですが、今回はここまでとさせていただきます。
下記ガイドマップが、大変分かりやすいので、お薦めです。
「おわら風の盆行事運営委員会」公式ホームページのガイドマップ
http://www.yatsuo.net/kazenobon/guide/downroad/guidemap.pdf