鬼(おに)とはなんでしょうか?
桃太郎の鬼退治は作り話なのでしょうか?
瀬戸内海エリアでは、桃太郎は瀬戸内海の海賊(水軍)を成敗したのではないかと言われています。猿、キジ、犬なども桃太郎の部下の人間だったようです。
京都では、平安京の昔、京都市北部の八瀬(やせ)、鞍馬(くらま)、貴船(きふね)といった山奥に住み、夜な夜な都(みやこ)に出没して人々を不安にしていた反政府勢力のグループ(ゲリラ)のことを「鬼」と呼んでいたと言われています。
得体の知れない鬼が、都に侵入する方法が、「地下トンネル」です。
鬼の住処(すみか)から、トンネルを通って都の出口が、「深泥池(みどろがいけ)」です。
深泥池は湿地帯で、貴重な水棲生物が生きている貴重な場所ですが、今でも心霊スポットと言われています。
鬼がこのトンネルを通って都に入ってくることを盗み聞きした人が、陰陽師(おんみょうじ)に相談したところ、
「トンネルの出口に豆をまいて塞ぐ(ふさぐ)ように」ということでした。
豆で出口を塞いでからは、鬼が出なくなったとのこと。
このトンネル出口に、かつて「豆塚(まめつか)」が作られ、別名「魔滅塚(まめつか)」とも書かれたとのこと。
こういう話、私Takataro は大好きです。
さて、京都大学キャンパス近くにある吉田神社の節分祭の風景です。
追儺式(ついなしき)、または追儺(おにやらい=鬼やらい)とも呼ばれます。
節分大祭当日の吉田神社
800もの屋台が並びます。
その屋台が並ぶ参道に、鬼が現れます。
参拝者たちを荒っぽく脅しながら、境内を歩き回ります。
そこに、四つ目の鬼が登場します。
鬼の大親分のように思えるのですが、実は、四つ目の面をつけて鬼を追い払う中国の鬼神(方相氏=ほうそうし)だそうです。
この鬼神(方相氏)に、鬼達が挑みかかりますが、四つ目の面の鬼神が鬼を一喝(いっかつ)すると、鬼たちは逃げて行きます。
はじめの話に戻りますが、都を不安に陥れる反政府勢力者たちに、ほとほと困っていたのでしょう。
(上記文章には、かなりTakataroの思い込みが混じっていますので、適当に読んでください)
[おまけ]
吉田神社の節分に行ったら、年越そばを食べてくださいな。後々の話題にできます。
「2月に年越そばを食った」とね。
吉田神社の公式ページ
http://http://www.yoshidajinja.com
深泥池(みどろがいけ)の場所
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吉田神社の場所
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