京都市左京区 下鴨神社、3月3日の”流しびな”

ひな祭りの原型は、人形(ひとがた)流し

3月3日は、日本全国で雛祭り。
雛祭りって何?って聞かれても、「女の子のまつり」としか答えられません。

では、流し雛(びな)って何?
なぜ、雛人形を川に流すのですか?

まず、6月30日の上賀茂神社の神事である、夏越(なごし)祓式の画像です。
下鴨神社 ひな人形流し05

古代、人形(ひとがた)の紙に、祓いたい厄(やく)を書いて、水に流すことで、厄払いをする風習があったわけです。
確かに、水に浮かんだ人形(ひとがた)が流れていくのを見ていると、厄も一緒に流れてゆくように思えるのです。

一方、中国伝来の桃の節句で、人形(にんぎょう)を飾る習慣が伝わり、水に流す人形(ひとがた)の替わりに、人形(にんぎょう)に厄を移すということになっていったようです。

下鴨神社で、3月3日に行われる”流しびな”の儀式を、雛祭りと、人形(ひとがた)流しの合体と思ってみると、納得できます。
下鴨神社 ひな人形流し02

下鴨神社 ひな人形流し01

下鴨神社 ひな人形流し03

下鴨神社 ひな人形流し04

「下賀茂神社」の公式ホームページ
http://www.shimogamo-jinja.or.jp//a>


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