高峯山麓の美しい山桜
茨城県つくば市の筑波山の北方に広がるなだらかな丘陵地帯には、山桜が自生しています。
古くから、「西の吉野、東の桜川」と例えられる山桜の名所です。
桜名所と言えば、◯◯桜公園、とか◯◯川の桜堤とか、◯◯道路の桜並木など場所の特定は比較的容易なのですが、「桜川の山桜」は、範囲が広すぎて、事前情報なく現地に行くと、迷ってしまいます。
確実なのは、高峯(たかみね)という山の南側山麓の平沢地区からの景観が一番見事だと、私は思います。
桜川市作成の「平沢地区山桜マップ」を添付させていただきます。
桜川山桜マップ
この高峯という場所も分かりにくいので、平沢公民館という駐車場がある場所を地図で示しておきます。
地図ではなく、航空写真にしたので、平沢公民館の北側に広がる山が高峯とわかると思います。
平沢地区には「山桜絶景」の真新しい石碑があります。いわゆる、写真スポットです。
平沢地区一帯で撮影した山桜です。
高峯は、針葉樹が少なく、落葉樹の雑木林です。
決して山桜で覆われているのではなく、山桜の本数はそれほど多くはありませんが、山桜の開花が落葉樹の芽吹きと同時期であるため、明るい新緑の中に、ピンクの山桜が混ざっているという美しい景観を作り出しているのです。
桜川の山桜の見頃は、例年4月20日前後と遅いです。
また、上記の画像のような風景を、山すその道路から、いたるところで見ることができるため、花見客で大混雑ということがありません。